当店のコーティング施工について
10,000台もの車両を磨いたから、できることがあります。
塗膜を削らない磨き
カーコーティングの仕上がりの大半を占める磨きの技術。そのボディ研磨において、研磨=塗膜を削るという常識を覆し、塗膜を削らない磨きを実現しました。
傷の周辺にできる塗膜を研磨熱で傷に埋め戻す磨きをすることで、約50~60ミクロンしかない塗膜(100ミクロン=0.1mm)を削ることなく。表面の傷を消し、塗膜面を滑らかにすることができるのです。
10,000台以上磨いてたどり着いた究極の下地処理です。
ガスプライマー処理
カーコーティングにおいて求められる、ボディを保護するためのコーティング塗膜の耐久性。その耐久性を最大限に引き出すために、ガスプライマー処理を採用。( Envelo Prime のみ)ナノレベルの凹凸を、ガスプライマーでガラス被膜を塗装面に吹き付け1層目を作ることで、凹凸を無くし、コーティング塗布時に圧倒的に固着する環境を整えることにより、コーティング剤本来の耐久性を発揮できるのです。
カーコーティングとは
まずは、カーコーティングの本質についてご説明します。
撥水などの効果に目を奪われがちですが、撥水も、ボディに水を残さないためのものです。水滴がボディに残るとウォーターデポジットという水ジミになります。それを防ぐために、撥水にして、なるべくボディに水分を残さないようにしているのです。
① 下地処理は、洗車から始まり、鉄粉除去やボディ研磨など、コーティングの工程の約7割はこの下地処理の工程です。さらに、仕上がりの美しさを左右するのもこの下地処理なのです。下地処理のレベルにより、仕上がりの美しさやツヤはもちろん、耐久性も変わってくるのです。
② コーティングに関しては、コーティングの液剤の特性を最大限に理解して、そのコーティング剤の性能が最大限発揮される工法を選択することが必要です。
作業の流れFlow
1足回り、ドア内、外装細部の洗浄
まずは、ホイール、タイヤ、タイヤハウス、マフラーエンドや、バンパーの裏側をボディ用とは別の専用スポンジや専用ブラシを使い洗浄します。ホイールはナットホールは勿論、普段は洗う事の難しい裏側までキッチリ洗います。
ドアを開けてヒンジ等があるドアの内側の洗浄を行います。窓ガラスのゴムモールやバンパーや各部品の継ぎ目、エンブレム等、各部位に合わせてスチームや筆など、それぞれに適した道具、液剤を使い分け洗浄します。(必要に応じて部品を外す事もございます。)
2ボディシャンプー
表面に付着した汚れや埃を高圧洗浄機を使用し流します。その後、脱脂シャンプーを使用しシャンプー洗いを行います。(脱脂シャンプーの使用で、今までワックスなどが隠していた細かいキズなどが現れます。)
3鉄粉除去
鉄粉除去剤と特殊セラミック粘土を使って、ボディー表面のざらつき(鉄粉、ピッチタール)を取り除きます。特殊セラミック粘土は、よくもんで柔らかくし、ボディーにキズがつかないよう注意をはらいます。鉄粉が落ちているかどうか、指先でボディー表面の手触りを入念にチェックしながら丁寧に取り除いていきます。
4拭き取り、エアーブロー
良く濯いだ後はボディ表面の水分はもちろんのこと、ボンネット・ドア・トランクなどの内側も拭き取りを行います。
また、隙間などに溜まっている水はエアーガンでブローして徹底的に吹き飛ばします。
5コンディションチェック
専用の照明の下でボディーのコンディションチェックを行います。ここで、何万通りも考えられる施工方法の方向性を決定します。この時の見極めによって、どのような仕上がりになるのかがほぼ決定するため、念入りにチェックします。
6マスキング
磨く際にバフが当たると素材を傷めてしまうのでプラスティックパーツ、モール、ゴム類などをしっかりとマスキングします。
工程を重ねて磨いていくので、コンパウンドの研磨粉がガラスや細部に入り込んだり付着しないようにマスキングシートで養生します。
7ボディポリッシュ
ボディコーティングの施工にはこの研磨作業が要で、施工者の経験と技術が問われる工程でもあります。 様々なライティングの種類の組み合わせで細かいキズを発見し、何万通りも考えられるコンパウンド、ポリッシャー、バフなどの道具の組み合わせによってキズを消し、美しい下地を作ります。この行程は特に丁寧に行うため、相当の時間を費やします。
ボディ表面を研磨する際、主にコンパウンド(研磨剤)、ポリッシャー(研磨用機械)、バフ(ポリッシャーに装着して使用する道具)、ライティング(照明)の4つの道具が必要となります。これらの道具には、それぞれに種類があります。コンパウンドは種類によって研磨力の強弱が異なります。
また、ポリッシャーは大きく分けて3種類(シングル回転、ギアアクション回転、ダブルアクション回転)に分類され、いずれも目的に合わせて使い分けます。バフは素材の違い(ペーパー、ウール、ウレタン、など)によって特に研磨力が変わります。ライティングにも蛍光灯、LED、ハロゲン、水銀灯、メタルハライドなどの種類があり、それぞれに見える傷、見えない傷があります。状態に合わせ様々な組合せで使用する事でボディについた細かな傷まで徹底的に見つけ出します。
各道具の種類が異なるだけでも研磨力は変わりますが、それぞれの組合せを変える事で緻密な差異を出すことができます。何通りもの組み合わせが考えられる道具を自在に操り、施工車のボディコンディションと ボディコーティング剤に合うような下地処理ができるのは、プロフェッショナルだからこそ成せる技です。
8細部ポリッシュ
まず、研磨しない箇所を保護していたマスキングや養生を取り除きます。
ポリッシャーが入らない場所の手磨きや磨きの際に隙間などに入り込んだコンパウンドや汚れを隅々まで綺麗にします。
9脱脂作業
当店では水溶性コンパウンドを使用している為、余計な油分はありませんが、研磨時に出る粉などを再度、 脱脂シャンプーにて綺麗に洗い流します。洗車キズをつけてしまっては折角、丹念に磨いた意味がなくなってしまいます。
そのため細心の注意をはらい、キズがつかないようにたっぷりの水で、できるだけ泡で洗うようにします。細心の注意をはらい水分を拭きあげ、しっかりとエアーブローします。
10コーティング塗布
ここまでの工程を経てようやくコーティングの塗布です。コーティング剤やボディーコンディションに合った方法で、前から順に施工していきます。ある程度の範囲にコーティング剤を塗布したら、コーティング剤に含まれる硬化剤が反応するまで少し待ちます。硬化剤が反応しないうちに拭き上げると、定着が弱まってしまいます。かと言って硬化が進み過ぎると今度は拭き取れなくなったしまいます。「どれくらいの時間を待つのか」は、 気温、湿度、季節、コーティング剤によって違ってくるので、経験と感覚だけで判断します。クロスには裏表があり、それを使い分けながら傷が入らない様に細心の注意をはらい拭き上げます。拭き上げの加減も、経験とプロの眼が必要不可欠です。
11仕上作業
窓ガラスを綺麗に拭き、足回りは、タイヤにはワックスがけ、ホイールやマフラー等も綺麗に仕上ます。お車の全体の施工が終了したら、もう一度ボディ全体を確認しながら仕上げ、やり残しがないかどうか最終確認をして施工完了です。
12完成
見ているとボディに吸い込まれそうになってしまいそうな深く透き通った艶、塗装面に映り込む照明や周りの風景の鮮明さ、お客様がお喜び頂く顔が目に浮かびます。 ご覧頂いた作業手順を追っていくことで、コーティングを施工するうえでもっとも重要な下地処理やコーティングまでの1連の流れをご紹介させていただきました。
コーティングにつきましてご不明な点やこちらの画像をご覧頂いてのご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。最後までご覧頂いてありがとうございました。